不動産

女性の不動産購入に必要な初期費用(諸費用)や頭金、手付金など費用について徹底解説

こんにちは。シェルパス不動産の福永です!
不動産購入は人生の中でも大きな決断の一つです。特に女性が初めて不動産を購入する際には、初期費用についてしっかりと理解しておくことが重要です。この記事では、不動産購入時に必要な初期費用や頭金、手数料などについて詳しく解説します。

何から始めればいいの?どのような用意をしておけばいいのかを目安にしてくださいね

1. 不動産購入時の初期費用の目安

不動産購入時の初期費用は、物件価格の7%**程度が一般的な目安とされています。例えば、5,000万円の物件を購入する場合、350万円程度の初期費用が必要となります。この費用には、頭金のほか、各種手数料や税金が含まれます。

2. 頭金とは?どれくらい準備すればいいの?

頭金は、物件購入時に住宅ローンとは別に支払う現金のことです。一般的に、物件価格の**10%〜20%**を頭金として準備するのが理想と言われていますが、実態はちょっと違います。

住宅ローン金利が安いので、今は物件価格をフルで組む人が増えています。ただ、初期費用については現金で用意することが多いようです。頭金を減らし、その分を生活費や貯金に回す選択肢もあります。自分のライフプランに合ったバランスを見つけることが重要です。

ただ頭金を多く支払うことで、住宅ローンの借入額を減らせるため、月々の返済額や総返済額を抑えることができます。

正解はありませんが、必ず10%以上貯めないと購入できないわけではないと覚えておいてください。

3. 初期費用の内訳

初期費用には、以下のような項目が含まれます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

(1) 諸費用

不動産購入時には、物件価格以外に以下のような諸費用がかかります。

  • 仲介手数料 不動産会社に支払う手数料です。物件価格の**3% + 6万円(+消費税)**が一般的な計算式となっています。
  • 登記費用 所有権移転登記や抵当権設定登記に必要な費用です。司法書士への報酬も含まれ、物件にもよりますが、30~50万円程度が目安です。
  • 印紙税 売買契約書・ローン契約(金銭消費貸借契約書)に貼付する印紙代です。物件価格によって異なりますが、例えば3,000万円の物件の場合、1万円程度となります。
  • ローン事務手数料 住宅ローンを組む際に、銀行に支払う費用です。借入額の2%程度が目安となります。
  • 火災保険料 火災や地震などのリスクに備えるための保険です。物件の規模や保険内容によりますが、数万円〜20万円程度が一般的です。

(2) 引越し費用

新居への引越しに伴う費用も考慮しましょう。引越し業者への支払いのほか、新しい家具や家電の購入費用も見込んでおく必要があります。引越し費用の目安は5万〜20万円程度です。

(3) その他の費用

場合によっては以下の費用も発生します。

  • リフォーム費用
  • 固定資産税・都市計画税の日割り清算金
  • 修繕積立金や管理費(マンションの場合)などの日割り清算金


4.手付金について

手付金は、不動産購入時に売買契約を結ぶ際、買主が売主に支払うお金です。
これは契約を締結するための証拠金のようなもので、物件価格の**5%〜10%**が一般的な金額です。

それ以下でも契約を結ぶことは可能ですが、少額手付といって売主が嫌がるケースが多く、最低5%程度が実際のラインになっていることが多いです。実際に契約時に現金が必要になってきます。

例えば、5,000万円の物件の場合:

  • 5%の場合:250万円
  • 10%の場合:500万円

手付金は契約後、売買代金の一部に充当されますが、契約解除時の取り扱いに注意が必要です。
買主の都合で契約を解除する場合は、手付金が返金されないことが多いので、慎重に契約を進めましょう。


売買契約における手付金の取扱い

・契約後に買主が購入するのを辞める場合は、手付解除期日以内であれば、手付金を放棄して契約を解除できます。

・逆に売主から売るのを辞める場合は、手付金を返却して、さらに手付金と同額を支払うことで契約を解除できます。

5.まとめ


不動産を購入する際、初期費用を理解し計画的に準備することが成功の鍵です。頭金、手付金、諸費用の違いやそれぞれの役割を把握し、自分に合った資金計画を立てることが重要です。

かかる費用の全体像を把握することで、不動産購入の解像度が上がると思います。上記にも書きましたが、実際は頭金を貯めるというよりも、契約にかかる手付金を準備することが住宅取得には大切です。

貯めるという意味では同じで、お金に色はありませんが、そのお金が何に充当されるかを知ることも大切です!

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