こんにちは!シェルパスです。
今回の記事は、都市部で生活している40代独身女性の方々のライフプランニングに関する記事です。

充実したキャリアとプライベートを送っている一方で、「老後資金はいくら必要なのか」「どのように準備を進めればよいのか」といった疑問を感じる方は多くいらっしゃいます。
これから結婚したり、パートナーと事実婚を成立させる可能性もありながら、離婚率も上昇している現在、現実的には将来は配偶者やパートナー、家族に頼らず、老後の生活を自分で支えるシナリオも考えておく必要がありますよね。
本記事では、老後資金はいくら必要なのか、安心できる資金の現実的な貯め方、資産形成の具体策を交えて解説します。
老後への備えは、行動を始めるタイミングが早いほど効果的です。
この記事が、自分らしい安心の未来をつくるための第一歩につながればとても嬉しく思います。
老後資金はいくら必要?都市部で生活する独身女性が考えるべき金額とは
1. 老後の生活費の目安
総務省の家計調査によると、65歳以上の一人暮らしには生活費として平均月14万円程度が必要とされています。一方で、ゆとりのある老後を目指す場合には月20万円から25万円ほどの生活費が理想的です。
しかし、実際に受け取れる年金額は月12万円から14万円程度にとどまるケースが一般的です。
そのため、最低限でも月3万円以上、ゆとりのある生活を目指すなら月10万円以上を自分で補う必要が出てきます。
2. 老後資金の総額は?
老後資金を具体的に考えるためには、上記の不足分を長期的なスパンで計算することが重要です。
仮に不足額を30年間分で計算すると、生活に必要な資金は約1,080万円、ゆとりのある生活を目指す場合には約3,600万円が必要です。
さらに、医療費や介護費用を考慮するならば、追加で500万円程度を備えておくのが安心です。
これらを踏まえると、老後資金として1,500〜2,000万円あるとまずは安心、ゆとりを持った生活をするには4,000万円以上と見積もるといいですね。
老後資金を貯めるための具体的な方法3つ
大きな金額のように見えて不安になりますが(実際に大きな金額ですよね)、今から貯蓄を増やしていけば間に合います。
老後資金を効率的に貯めるには、以下の方法を活用するのがポイントです。
1. 新NISAを活用して効率的に資産運用
2024年から始まった新NISAは、投資の利益が非課税になる制度で、老後資金づくりに非常に適しています。
この制度では、年間で最大360万円の投資が非課税の枠内で可能となり、さらに生涯非課税枠は1,800万円と大きく拡充されています。
また、インデックスファンドを活用して長期的に運用することができるので、リスクを分散しながら資産を増やすことが可能です。
つみたてNISAなら、毎月少額の積立からでも始められるため、投資初心者にも取り組みやすい制度です。
実際の運用では、積立投資枠で全世界株式インデックスやS&P500といった安定性の高いファンドを選び、成長投資枠ではETF(上場投資信託)を活用するのがおすすめです。
毎月5万円を20年間積み立てると、期待リターン(例:年利4%)で約1,800万円以上を目指すことも可能です。
2. 賃貸をやめて自宅を購入

住まいの賃貸をやめて自宅を購入することには、経済的なメリットが多くあります。
まず、住居費を固定化できる点です。賃貸では家賃を払い続ける必要がありますが、住宅ローンを完済すれば住居費は固定資産税と維持費のみになります。
例えば、30年間賃貸で月15万円を払い続けると総額5,400万円(更新料含まず)にもなりますが、自宅購入の場合はローン返済後は維持費と固定資産税のみで済むため、結果的に住居費を大幅に抑えられるのです。
さらに、自宅購入には節税効果も期待できます。住宅ローン控除はその代表例です。
ただし、無理のないローン計画を立てることが重要で、返済額は年収の25%以下を目安にすると安心です。
また、購入する物件は駅近や都市部の利便性が高いエリアを選び、資産価値を重視することも大切です。今後、結婚したりパートナーと同居する場合のことも考慮して再販のしやすさ、賃貸のしやすさ、間取り変更のしやすさという3つの「しやすさ」はポイントになります。
マンションの場合は修繕積立金や管理費についても事前に確認しておきましょう。
3. その他の資産形成方法
新NISAや自宅購入以外にも、以下の方法を組み合わせることでさらに効果的に資産を形成できます。
ETF(上場投資信託)への投資は、分散投資が可能で個別株への投資よりもリスクを抑えながら長期の投資リターンを得られる可能性があるためおすすめです。全世界株式インデックスやS&P500など安定性が高くリスク分散されたものを選びましょう。
また、副業やスキルアップを通じて収入を増やし、その分を老後資金に充てる方法も有効です。資格取得やスキルアップはキャリアの選択肢を広げるとともに、退職後にフリーランスとして継続的に収入を得る機会にもつながります。
老後資金づくりに向けて
ここまで女性の老後資金はいくら必要なのか、安心してくらせる目標資金をどうやって貯めるのか、資産、貯蓄の増やし方を解説してきました。
では老後に向けた資産形成をいつ始めるのかというと老後資金を準備するのに早すぎるということはありません。
新NISA、自宅購入、その他の資産形成を組み合わせることで、堅実に資産、貯蓄を増やすことができます。
40代は老後の生き方についても具体的に考え始める時期。まずは、自分が理想とする将来の生き方から、老後資金の具体的な目標額を設定しましょう。そして、できるところから行動を始めることが、将来の安心につながります。
シェルパスでは、女性のプライベートとお金の充実を応援することをテーマにライフプランニングや自宅購入に伴走しています。
中立的な独立系FPもパートナーにいますので、
興味のある方はお問い合わせください。