こんにちは！
マンションを購入する際、多くの方が間取りや価格、立地に注目しますが、「近隣トラブル」もちょっとした不安材料。 実は、購入後に近隣とのトラブルに巻き込まれ、住み心地が悪くなってしまうケースもゼロではありません。
物件の内見は、空室中と売主居住中の2つに分かれます。
売主（所有者）が居住中の場合は、住み心地や上下左右がどのような人が住んでいるかなど、エージェントを通じてヒアリングしてみることをおすすめします。難しいのは空室中で、多くは不動産業者が売主になっていることも多く、生活全般の状況を把握していないことも多々ありますので、エージェントに相談してみましょう。
1. 近隣トラブルの主な原因
マンションの近隣トラブルにはさまざまな種類がありますが、特に多いのは以下のようなケースです。
- 騒音問題：上階や隣の部屋からの生活音、ペットの鳴き声、楽器演奏など。
- ゴミ出しルール違反：指定日以外のゴミ出し、分別のルール違反。
- 駐車場・駐輪場のトラブル：無断駐車、契約区画の使用違反。
- 管理組合や住民のトラブル：管理費の未払い、理事会の運営方針への不満。
以前こんなことを話していた知人を思い出しました。
前の賃貸では、上階からの騒音に悩まされた結果、次のマンションでは最上階を購入したそうです。
しかし、そのマンションでは洗濯物を屋上に干すという規約になっており、屋上への出入りが頻繁で足音が響くと笑いながら話していました。
事例としては多くないかもしれませんが、最上階でもそのようなケースはあるようです。
余談ですが、私が中古マンションをご案内した時、屋上の張り紙で「最上階にお住まいの方から足音がうるさいとクレームがありました」と貼ってあったのを見たことがあります（笑）
2. 近隣トラブルを避けるための購入前チェックポイント
購入前にしっかり調査を行うことで、トラブルのリスクを大幅に下げることができます。
(1) 事前に管理組合の運営状況を確認する
管理が行き届いていないマンションは、住民間のトラブルが発生しやすい傾向にあります。
- 管理組合の議事録を確認する
- 管理費の滞納率をチェックする
- 修繕積立金が適正かを確認する
議事録には「住民同士のトラブル」について記載されることが多く、問題が多いマンションかどうかの判断材料になります。
(2) 内見時に近隣住民の雰囲気をチェックする
内見時に以下のポイントを意識しましょう。
- 共用部（エントランス・廊下・ゴミ置き場）が清潔に保たれているか
- 掲示板にクレームの張り紙がないか
- 隣接住戸からの騒音や異臭がないか
共用部の管理状況は、住民のマナーや意識を知る手がかりになります。
(3) 平日・夜間・休日に周辺環境を確認する
昼間と夜間では住環境が大きく変わることもあるため、異なる時間帯に訪れることをおすすめします。
- 夜間に騒がしい住人がいないか
- 休日の駐車場やゴミ置き場の状況を確認する
- 近隣住民の生活スタイルをチェックする
3. 近隣トラブルを未然に防ぐ方法
購入後も、近隣とのトラブルを防ぐためには、日頃の心掛けが重要です。
(1) 挨拶をする
引越し後、できるだけ早めに近隣住民へ挨拶をしましょう。 良好な関係を築くことで、トラブルが発生した際も円滑に解決しやすくなります。
(2) マンションのルールを守る
管理規約やルールをしっかり理解し、ゴミ出しや騒音対策などを徹底しましょう。 「ルールを守る人が多い環境」では、トラブルも発生しにくくなります。
(3) 管理組合の活動に関心を持つ
管理組合の総会や理事会に参加することで、マンションの現状を把握し、トラブルの芽を早期に発見できます。
4. 大切なことは住民同士のコミュニケーション
大切なのことは、住民同士のコミュニケーションです。
集合住宅に住む以上、多少の生活音は仕方ない部分がありますが、コミュニケーションが取れていない（顔が見えていない）と怒りや不安が増幅するものです。下階の住民と会ったときには「最近うるさくないですか？何かあったら言ってくださいね」と伝えることも大切です。
また、「立地や価格だけで選んでしまい、住み始めてから近隣トラブルに悩まされる」といった事態を避けるためにも、事前の調査を怠らないことが重要です。
- 購入前のチェックを徹底する
- 近隣住民の様子を観察する
- 購入後も良好な関係を築く努力をする
これらのポイントも一緒に押さえておきましょう。
シェルパス不動産は、一人一人の悩みや思いにしっかりと向き合って、「あなただけの最適な答えを見つける」お手伝いができればと考えています。
