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お金の学びが人生を変える【後編】

こんにちは!福永です。

前回からの続きで、お金の学びと幸せについて考えてみたいと思います。お金を学ぶことは、人生の選択肢を広げ、チャンスを増やすことにつながります。もちろん、お金が全てではありませんが、自己実現のための大きな力となるのは間違いありません。

※前編を読んでいない方はこちら(お金の歴史編)をご覧ください。

では、「お金を学ぶ」とは具体的にどういうことなのでしょうか?
お金を学ぶということは、単に「やりくり」や「投資」の知識を得るだけではありません。その根底には、お金に対する正しいマインドセットを育てることが欠かせません。お金をどう考え、どう向き合うかで、その使い方も未来の選択肢も大きく変わってきます。

今回は、「お金を学ぶ」大切なことを5つの考え方でお伝えします。

1. お金を「恐れない」「避けない」マインドを持つ

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多くの人は、「お金の話はタブー」「お金に執着するのは良くない」といった考えをどこかで抱えています。このようなネガティブなイメージは、時にお金に関する学びを遠ざけてしまいます。しかし、お金そのものは良いものでも悪いものでもなく、ただの「道具」に過ぎません。

  • お金は自由をもたらす手段であり、人生の目的そのものではない。

  • お金と向き合うことは、自分自身の価値観や優先順位を見つめ直すことでもある。

まずは、お金に対する恐れや偏見を取り除き、フラットな気持ちで学び始めることが重要です。お金を学ぶことは、自分の人生をより良くするための「力」を手に入れることだと理解しましょう。特に日本ではお金のことを話すのがネガティブな印象を与えることもあるようですが、自己実現するために大切なツールなので、実際は愛すべき存在のはずです。

2. お金に「主導権」を握らせない

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お金の学びにおいて大切なのは、「お金に振り回される人生」ではなく「お金をコントロールする人生」を送るという意識です。
これは、「お金のために働く」から「お金を使って自分の価値を生む」へと視点をシフトすることでもあります。

  • 目標を持つ:ただ貯めるだけではなく、「何のために使うのか」を考える。旅行、教育、事業の立ち上げなど、自分の人生を豊かにする具体的な目標を設定しましょう。

  • 自分に投資する:スキルアップや経験にお金を使うことは、将来的な収入や満足感を高める最良の投資です。

特に自分に投資することは一番価値(利回り)が高いことが多いです。資格を取るだけではなく、会いたい人に会う、本を読む、おいしいものを食べる、きれいな景色やアートを愉しむなど、あらゆる体験することで、自分に良質な経験資産を積むようなイメージです。
こうしたマインドを持つことで、単なる「お金を増やす」ことが目的化するのを防ぎます。

3. お金は「時間」との関係で考える

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お金について考えるとき、時間との関係を意識することも重要です。お金をどう使うかは、結局のところ自分の時間をどう使うかに繋がります。
たとえば、

  • お金を節約しすぎて時間を浪費していないか:安さを追求するあまり、長時間を費やしていませんか?(隣町のスーパーに10円安い卵を、、否定はしませんが、、)

  • お金を賢く使って時間を生み出す:便利なツールやサービスに投資することで、余裕のある生活を送ることもできます。(アウトソーシングできることないですか?)

お金の使い方には、時間という大切な資源をどう守り、どう活用するかという視点も欠かせません。もちろん、ただ時間を節約するだけは意味がないので、浮いた時間を何か価値ある時間に変換する考え方が大切です。

同じ出来事でも、意識次第でその「表面積」を広げることができる――これが私が大切にしている考え方です。
例えば、家族で外食をした帰り道。ひと駅分の距離なら、あえて電車を使わずに歩いて帰ります。その時間は、家族とたくさん話をする絶好の機会。何気ない会話の中に、笑いが生まれたり、新しい発見があったり。そうやって少しずつ積み重ねられる時間こそが、家族の「思い出資産」を豊かにしてくれると信じています。
ただ消費するだけの時間ではなく、心に残る「資産」に変える。それが日常をもっと愉しむ一つだと思っています。

4. お金の「役割」を理解する

お金を学ぶうえで、もう一つ大事なのは、お金が「目的」ではなく「手段」であることを忘れないことです。お金そのものは、幸せや充実感を保証してくれるものではありません。

  • お金は、家族や大切な人との関係を豊かにするためのツール。

  • お金は、安心感や人生の選択肢を増やすための基盤。

本質的な価値は、お金をどう使うか、そしてその結果としてどんな人生を築くかにかかっています。

特に、「価格と価値」は少しでも早く分けて考えることができるようになると豊かな人生に近づくと考えています。

※価格と価値の違いについて詳しく知りたい方はこちら。↓

5. 「豊かさ」をお金だけで測らない

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お金を学ぶときに意識したいのは、経済的な豊かさだけでなく、心の豊かさや人間関係の充実も重要であることは言うまでもありません。お金はあくまでその一部を支えるものであり、全てではありません。例えば、次のような視点を持つことが大切です。

  • 人に感謝される仕事をすることが、自分にとっての「豊かさ」になる場合もある。

  • たくさん稼ぐことだけを目指すのではなく、自分にとって本当に大切なものを明確にする。

このように、お金と自分自身の「価値観」を結びつけることで、より豊かな人生をデザインできるようになります。

最後に:お金を考えることは人生を考えることであり、幸せについて考えること

お金を学ぶことは、単なる経済的成功だけを目指すものではなく、自分の人生をより深く理解し、自分らしく生きるための道のりです。
お金は使い方次第で、自由をもたらす道具にも、ストレスの原因にもなります。その違いを生むのは、お金に対するマインドセットと知識です。
あなたが今お金について考え始めることは、未来の自由や安心を手に入れる第一歩です。

そして、「自分だけ」で完結する幸せには、どこか限界がある――そう感じたことはありませんか?

本当の喜びは、他者に喜ばれて初めて完成するものだと私は思っています。誰かを笑顔にした瞬間、胸の奥にざわざわと鳥肌が立つような感覚を覚えたことがある人も多いのではないでしょうか。私自身、そうした瞬間にこそ、深い幸せを感じる一人です。

人はきっと、自分の存在を認められることや、誰かの役に立つことでこそ、本当の幸せを強く実感できる生き物なのかもしれません。

だからこそ、お金について考えることは、単なる数字の話では終わりません。それは、自分がどう生きたいのか、何を大切にしたいのか、そして本当の幸せとは何かを考えることそのものなのです。

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