リアルに解説!40代独身女性の住宅ローン事情と選択方法【中年収帯】
こんにちは!シェルパス不動産です。
40代のシングル女性にとって、自宅購入は大きな決断です。その中でも住宅ローン選びには慎重さが求められます。将来の資産形成や生活の安定を図りつつ、無理のない返済計画を立てることが重要です。
返済計画も大切ですが、その前に自身のライフデザインをしっかりと描くことが不可欠です。キャリア設計や親の介護、老後に居住費が比較的安い地方で暮らすのか、それとも都会で暮らすのかを考えると、この時期に自宅について真剣に考えることは非常に有意義です。
マンションを購入した女性たちの購入理由
40代の中年収帯のシングル女性がマンションを購入する理由は、主に「老後の安心」「家賃の代わりに資産を築きたい」といった将来を見据えたものが多いです。
賃貸の場合、毎月10万円の家賃を10年間支払うと、1200万円+更新料5回分が確実に消費されます。自宅購入を決断することで、毎月の支払いは住宅ローンになることから、資産になると考える人が多いようです。
賃貸のままではなく、資産としてマンションを持つことで、家賃が発生しない住まいを確保し、生活の安定を図る女性が増えています。
中でも「セキュリティの整った場所で安心して暮らしたい」という声も多く、購入の動機は多様です。
マンションを購入して後悔しがちなポイント
40代女性の中には、マンション購入後に「修繕積立金や管理費の上昇」に直面し、予想外の出費に後悔するケースもあります。
また、「駅からの距離」や「間取りの選択」がライフスタイルに合わなかったり、「ローン返済が想定よりも負担に感じた」という声も。
将来の費用も考慮したうえでの資金計画や、日常生活をしっかりシミュレーションすることが重要です。
マンションの場合、管理費の値上げよりも、修繕積立金はよくあります。特に築古マンションで修繕積立金があまり貯まっていないマンション組合の場合は、注意が必要です。あらかじめ、エージェントにマンションの管理会社が発行している「長期修繕積立計画書」と「重要事項調査報告書」を確認しておくと良いでしょう。
また間取りについても注意事項があります。シングル女性の場合によく話に上がるのが、実家の親が泊まりに来た場合や介護になった場合を想定する人が多いようです。またはリモートワークについても視野に入れておくといいでしょう。
マンションを購入してよかったポイント
40代女性にとって、マンション購入が成功したと感じるポイントも多くあります。
「家賃の支払いがなくなった安心感」や「将来的に資産として残せること」、さらに「セキュリティの高い物件に住めたこと」などが挙げられます。
特に40代になると、安心して暮らせる住まいを手に入れることは精神的な安定感にもつながり、生活の質が向上するという意見が多く聞かれます。自分が気に入った家に住むことはQOL(Quality of life)向上だけではなく、自信になることも多いようです。
最近のお客様では、家を購入したことで転職に前向きになったという方もいらっしゃったり、資格取得や昇進試験などにも意欲的になったという声もあります。
女性たちに選ばれる間取りと理由
40代の独身女性に人気の間取りは1LDKと2LDKです。1LDKは一人暮らしに十分なスペースが確保でき、シンプルで機能的な生活が可能です。一方、2LDKはもう一部屋をワークスペースやゲストルームに使えるなど、余裕を持った暮らしができるため、ゆったりとした生活を望む女性に支持されています。
どちらも、収納スペースが豊富な物件が好まれる傾向にあります。
平米数だと40平米以上あると、1LDKを作りやすいと思います。実際は、数字だけではなく現地に行って広さを感じてください。間取りや梁(はり)の位置によっては、数字よりも狭く感じることもあります。住居において当人の感覚は数字以上に大切です。
マンション購入に必要な資金とローン事情
中年収帯の40代独身女性の場合、マンション購入に必要な資金は、物件価格に加えて諸費用(登記費用や仲介手数料など)が必要です。
一般的には物件価格の6~9%程度が諸費用として必要で、例えば5,000万円の物件を購入する際は300万円から450万円前後の諸費用を見込む必要があります。
ローン審査では、年収の安定性や返済比率(年収に対する返済額の割合)が重視されますが、年収の30%以内の返済額が理想的とされています。
返済シミュレーションでは、変動金利と固定金利を比較しながら、将来の金利上昇に備えた慎重な選択が求められます。
変動金利と固定金利の選択には正解はありません。今は低金利だからこそ変動金利と考える人もいれば、固定金利と考える人もいます。ちなみに、住宅ローンの金利は変動よりも固定が先に上がり始める傾向があるため、「変動金利が上がってきたから固定へ借り換えよう」という方法は現実的ではありません。何よりも大切なのは、納得して決断することです。
購入額以外に必要な費用と注意点
マンション購入後には、修繕積立金や管理費、固定資産税といった費用が発生します。
これらは長期にわたって支払い続ける費用で、特に修繕積立金は年々上昇することが多いです。
また、物件によってはリノベーション費用が必要になる場合もありますが、リノベーションというよりも、設備の故障で費用負担が発生することが多いです。給湯器やトイレ、エアコンなどは消耗品ととらえて、時期が来たら交換する必要があると考えておいてください。これらの費用を事前に把握し、購入後の資金計画に組み込むことが重要です。
マンション購入におすすめのローン種類と選択方法
住宅ローンを選択する場合、金利が安い銀行を選びたいのは誰もが考えることですが、事務手数料や団体信用生命保険についても比較してみることをおすすめします。今はどこの銀行も低金利で競争が難しいため、オプションサービスで特色出しています。金利だけの比較ではなく多方面から検討することが大切です。
ちなみに、上記のとおり変動金利と固定金利の選択には正解はないと言えます。
今は低金利だからこそ変動金利と考える人もいれば、固定金利と考える人もいます。ちなみに、住宅ローンの金利は変動よりも固定が先に上がり始める傾向があるため、「変動金利が上がってきたから固定へ借り換えよう」という方法は現実的ではありません。
ですので何よりも大切なのは、納得して決断することなので、不動産会社の担当者やFP(ファンナンシャルプランナー)と相談することを私たちはおすすめします。
【体験談】わたしのローン審査
40代シングル女性Bさんの体験談:
中古マンション購入を決めたとき、ローン審査には少し不安がありました。過去にクレジットカードの支払いで、入金し忘れていて支払いが遅れることがありました。実際は、そのことについて銀行に聞かれることもなく審査は通りホッとしました。金利は変動金利型を選びましたが、今の金利水準が低いこともあり、将来の金利上昇を見据えつつ返済計画を立てました。エージェントが親切にアドバイスしてくれたので、不安も解消されました。
最後に
マンション購入は、今後のキャリアや親の介護、老後のイメージなどを考えると、40代独身女性にとって大きな人生の転機となります。
購入後にライフデザインが変わった場合は売却すれば良いですが、賃貸に比べてリスクが大きいのは間違いありません。一方で、マンションの価値が向上する可能性もありますし、何より毎月の返済をしているため、売却時にはローン残高がその分減少しています。逆に、購入する場所や物件を間違えると、賃料を支払う以上に価値が下がることもあります。今(2024年)は不動産市場が値上がりしていますが、どのような物件でも購入すればいいというものではありません。
資金計画はもちろん、どのような物件を選ぶかも重要な要素です。そのためには、親身になって考えてくれる不動産エージェントを見つけることが、将来納得できる決断に近づくための鍵となるでしょう。
シェルパス不動産は女性のための不動産会社として、皆さまの自宅購入に伴走しております。